2014年1月10日金曜日

ほろ苦いJELLY BEANS



この きれいな かわいい
つやっつやを見ていると

今でも胸がチクッとする。


小さい時、絵本のなかの男の子が
キラキラなジェリービーンズをつまんで
自分の愛犬と戯れているページがあって。


それはそれは 夢のようにおいしそうな粒に見えて。
ここいらじゃ見たこともないのに
母にさんざん駄々こねて「このお菓子が食べたいっ!!」と
毎日言い続けてた。



ある日 外から帰ってきた私に
嬉しそうな顔の母が手渡してくれたのは
あの たまらなく欲しかった夢のお菓子www
外国産のパッケージも すごくカラフルで
胸をときめかせて ひとくちほおばった私。。



が!

シュガーコーティングのなかには
妙な食感の、激甘な塊!

頑張って飲み込んだものの
夢やぶれたショックはものすごく大きくて。

きっと必死になって手に入れてくれただろう母に向かって
「これじゃないっ!!こんなおいしくないのじゃないっ!!!」

そう口走ってしまった。。。

はっとしたときにはすでに遅く
目の前の母は すごく寂しそうに
そのお菓子を 食器棚にしまいこんだ。

私はあの日のことを思い出すと
今でもなんだか泣きたくなってしまう。

記憶では あのあと私はすごく後悔しながらも
母に「ごめんなさい」って言えてない。


そう考えると今、私の息子たちが
「母さん、さっきはごめん」って言いに来てくれることは
心がちゃんと育ってくれてるってこと。
すんごい幸せなこと。






きちんと神様に感謝しよう。。


そして母に逢って


「ありがとう」。そう言おう。



4 件のコメント:

  1. 私にもそういうことがあります。
    指の先に刺さっているトゲのような、
    すごく小さいのに、なかなか取れなくて
    かすかな痛みがずっと続く…。

    でも、それにきちんと気付いて、
    「ありがとう」が言えるluneさんはすごいと思います。
    そして、しっかりと成長しておられるお子さんも。

    きっと誰もが過去にそういう感覚を持っているんでしょう。
    それをこれからの人生にどう活かしていくのか…。
    それが大切なんでしょうね。

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  2. Tsuyoshiさん
    思春期の頃、大人が大嫌いな時期があって。
    そのときはきっといろいろ傷つけたり心配かけたりしたんでしょうね。
    それなりに歳を重ね、今だから見えてくるものや想いに
    素直になろうと思っています。まだまだたよりないダメ娘ですがww

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  3. そういうことたくさんあるある〜^^そんなことがやっぱり思い出として記憶に強烈に残ってる^^
    思い返して、こんなことあったよね〜、って笑い話ができますよ♩
    このお菓子、ほかの居室にいる上司がアメリカのお土産で買ってきて、我々の給湯室に置いていったのですが、あまりにも強烈なお味で誰も手をださず…半年後も給湯室に置いてあって、その上司がこっそりと持ち帰ってしまいました^^;あ〜、こっそり回収しておくんだったとすごく後悔www このケースでは、他人なので、なかなか笑い話にはできないところw

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    1. コアヤちゃん
      コアヤちゃんもお母さんと仲良しだもんね♡
      外国のお菓子って、激甘だったり強烈カラーだったりねw
      気づいたときにやっとけばいいものを・・と、自分もしょっちゅう同じような
      後悔してるよwww

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